デザインが一番大事

Designing comes first.

医学部・難関大に合格するために大事なことは何でしょうか。
気合いだ根性だ!とがむしゃらに勉強する人だけでは突破できないレベルです。中学受験や高校受験でうまくいったからといって、大学受験も同じように… とはなかなかいきません。クラブ活動やお稽古事、自分が探究したいことに集中するために受験勉強に時間を割けない人でも、医学部・難関大に合格しています。結果を出す人に共通するものは何か。それは「デザイン」の存在です。そしてそのデザインに責任を持ち、皆さんに寄り添い続けるデザイナーも欠かせません。

まずはデザインについて。マクロなデザインとミクロなデザイン、2つに分けて考える必要があります。

マクロなデザイン

「どの時期にどの科目(分野)に取り組むべきか。また、いつまでに各科目を共通テスト9割レベルに引き上げるべきか」といった、大きな枠組みです。高3生に近づくにつれて忙しくなりますから、中学生の段階から(場合によっては中学受験の段階から)デザインを意識しておくことが重要です。また、「どういう職業を選択するのか。その職業を目指すうえで、どういう大学・学部を選択すべきか」といったキャリア選択に関することも、マクロなデザインの一つと言えます。早い時期から大学や研究室の情報を調べたり、実際にキャンパスに訪れてみたりして、キャリアデザインを考えることにも時間を割いてほしいと考えています。

ミクロなデザイン

これは十人十色で、生徒の数だけデザインが存在するものです。学習に関するもの、進学情報に関するものなど様々です。小テストや定期考査で高得点を取るためにどうするかといった、日常的な課題克服にもデザインが必要です。目標設定、具体的なツール、目標から逆算した必要な勉強時間や復習の頻度… ミクロなデザインについて2つの例を紹介します。

ミクロなデザイン1(共通テスト対策)

OSDでは、「TDBシート」というツールを利用し、目標管理、具体的課題の洗い出し、経過および結果の整理を行っています。外国語/国語/数学/理科/地理歴史・公民、そして情報と科目数が多いことはもちろん、これまでの受験の比にならないほど範囲が膨大で、深く学ぶことが求められています。問題の分量*も増えています。高2生の冬から、マーク模試のたびにTDBシートを使って面談を実施します。次の模試で得点を伸ばせる分野を特定し、1~2ヶ月後の模試までに集中的に勉強していきます。理科や地歴公民科目は全範囲の学習が終わっていない可能性もありますが、伸ばせる分野があれば次の模試までに「予習」をすすめ、学校の授業で復習・定着をめざすということも選択肢に入れておきます。化学など暗記すべき事項の多い科目では、個別指導での指導強化を提案するなど、OSD講師やインストラクターがチーム一丸となって伴走者を務め、みなさんの共通テストスコアアップを目指していきます

*例えば英語(リーディング)では、センター試験時代の英語(筆記)と比べて総語数が倍近くになっています。2000年代前半は3200語前後、2008年に4000語を突破し、その後4300語程度で推移していましたが、共通テスト1年目は5500語と大幅に増え、さらに2年目・3年目ともに6000語級になりました。大問数は6で変わりませんが、センター試験時代は発音・文法・会話文などの問題もありました。一方、共通テストは全問読解問題です。あちこちにちりばめられた情報から正解を導く必要があるテスト問題で、相当の集中力を要します。試験時間は80分と変更がありませんから、スピーディーに情報処理できる段階まで基礎体力を固めておかねばなりません。

ミクロなデザイン2(進学情報・出願先決定)

もう、一つ分かりやすい例を挙げてみます。医学部志望者にとって重要なのは「大学名(偏差値)」でしょうか? OSDの考えは「No」です。いち早く医学部へ入って国家試験に向けて勉強を始めることがより重要だと考えれば、国公立ならば旭川医科大から琉球大まで選択肢が広がりますね(経済的事情が許すならば私立医学部も選択肢に入ります)。ということは、「大学入学共通テスト(第一段階選抜)の科目や配点、二次比率などの情報と、自分の得意不得意科目とも照らし合わせて、どこを目指すのが最適解かを考える」ことは大切なことでしょう。この出願先選択はミクロなデザインの一つといえます。共通テスト明けに出願先をじっくり見定める際には、OSDがいくつもの選択肢を提示し、生徒一人ひとりにとって納得できる受験をサポートいたします。デザイン(戦略といってもいいでしょう)次第では、現役で国公立医学部に合格できた生徒がもう一年受験勉強を続けることにもなりかねないのです。

デザインの見える化

デザインとは、あなたがそれに従って歩んでいる限り、完成しません。「見える化」されたデザインに従って進んでいく、その足跡もまた「見える化」していくことが大切です。上で紹介したTDBシートは見える化に最適です。

記録を取りましょう。振り返りましょう。デザインを見直しながら前に進みましょう。やみくもに塾や予備校の授業を受けたり、参考書を読み漁ったり、学校の宿題を盲目的にこなしたり・・・ そうしたデザインなき学習から脱却しませんか。デザイン力こそ、医学部・難関大合格に必要なものだからです。Design is not completed until you are walking along with it.

皆さんに寄り添い続けるOSD代表プロフィールはコチラをご覧ください。

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