「全員合格・全勝を果たした1期生に続け!」を合言葉に始動したOSD2期生や後輩諸君をはじめ、全国の医学部・難関大を目指す受験生を応援するために、月に1回のペースでみなさんを元気づける、受験勉強に役立つメッセージをお届けします。題して「Inspiring Messages from Instructors」(仮)の第一弾。お届けするのは、今春OSDのインストラクターとして加わってくれた、岡村多恵さん(岡山朝日出身)です。
こんにちは!インストラクターの岡村多恵です。3月から月に1回程度このような形で情報発信を行っていこうと思っています。よろしくお願いします!初回は、いよいよ新学年が始まるということで「復習って本当に大事!!春休みこそ復習をしよう!!」ということをお伝えしていきたいと思います!
まずは… 新高校2年生のみなさんへ
〈この春は国数英に捧げ!〉
2年生になり、1年生の時と大きく変わるのは模試が5教科になるということです。1年生のうちは主に国数英3教科の模試が中心だったと思いますが、2年生になるとそうはいきません。理科や社会も模試に含まれるようになるため、1年生の時より理科や社会に力を入れて勉強しなくてはなりません。そうなると、国数英を重点的に勉強できる時間はとっっても少なくなります。だからこそ、この春休みがチャンスです!!「2年生で内容がもっと難しくなるから…」と新しいことを自分で進めていくのではなく、今までの振り返りをしましょう。国数英に全力を注げる最後のチャンスと言っても過言ではありません!
〜私の成功体験談〜
私が新高校2年生になるちょうどこの時期。コロナが流行り始めた時期で学校が休校となりました。その点で今の皆さんとは状況が違いましたが、私は学校に行きたくない人だったので(笑)ラッキーと思って家で勉強していました。休校期間中、もちろん学校の課題はたくさんありましたがそれだけではダメだと思い、高校1年生の時に買っていたけど時間がなくて全然手をつけられていなかった国数英の参考書を1冊ずつ仕上げていきました。(私が使っていた参考書は次の記事で紹介しようと思うのでお楽しみに!) そうすると、学校が始まって2年生の秋ごろの模試では格段に成績が伸びていました!休校期間中に国数英の勉強をしていたので学校が始まってから国数英に時間をかけなくてもよくなり、理社の勉強時間を確保できたがよかったのだろうなと今振り返って思います。みなさんは春休みでも普段通り学校があると思うので忙しいし疲れもあるとは思いますが、通常よりは時間が取れるはずです。この時期に「国数英は大丈夫!」と言えるようになっておきましょう!
次に…新高校3年生のみなさんへ
〈自分と向き合い、苦手に向き合え!〉
いよいよ受験生ですね。私が3年生になる前の春休みに必ずしておくべきだと思うのは、“苦手に向き合うこと”です。苦手に向き合うとは、自分が何を理解できていないのかを知り、なぜ理解できていないのかを分析し、理解するにはどうすれば良いかを考え、それを実践することで最終的にその問題をつまずくことなく自分で解けるようになることです。これにはある程度の時間が必要です。夏休みに入ると志望校の過去問演習をする人も多くいるはずです。そうなると忙しくて苦手を一から復習している時間はないと思ってください。特に数学などは飲み込みに時間がかかることもあるので早め早めに苦手を潰すように心がけましょう!
〜私の失敗談〜
私は理科が苦手な理系でした。漠然と苦手であることは自分でもわかっていましたが、定期テストの点数は取れていたし二次試験で理科を使わない予定だったので共通テストの理科ぐらいなら夏ぐらいに勉強すればできるようになるだろうと、自分の苦手から目を背けていました。予想はつくと思いますが、夏ぐらいにしようかななどと先延ばしにしていると大体しません。というか、過去問演習など他のことが忙しくてできません。私は理科が苦手なまま共通テストに突っ込み、案の定ズタボロです。(もちろん理科だけが原因ではないですが…)今の生活はとても楽しくて充実していますが、なんで苦手であることに気づいていたのに早くから向き合わなかったのだろうと少なからず後悔しています。みなさんは私のような後悔をしないために「今」自分の苦手と向き合ってくださいね!
最後に…新高校1年生のみなさんへ
以下は、高校受験を終えたばかりの新高校1年生向けのメッセージです。中高一貫校に通う新高校1年生は、冒頭の新高校2年生向けのメッセージを参考にしてくださいね。
〈今の頑張りが3年後につながる!〉
受験、お疲れ様でした。まずは最後まで頑張った自分に拍手👏。しかし、ここがゴールではありません!これからさらに高みを目指していってください。そのためにこの春にしておくと良いことをお伝えします。それは勉強の習慣化です。私は高校入学前に高校内容の先取りなど勉強を進めておく必要はないと考えていますが、遊ぶばかりでは勉強の仕方を忘れてしまうので自分が無理なくできる範囲で勉強することをお勧めします。内容はなんでも良いと思います。高校からの課題が出ている場合も多いと思うのでまずはそれを仕上げることに注力しても良いと思いますし、中学範囲で苦手なところがあるならもう一度復習してみるのも良いかもしれません。大切なことは、高校入学時に勉強が習慣化されていることです。1年生の時からコツコツ勉強をすることが3年後の笑顔の秘訣です!
〜編集後記:私が最近思ったこと〜
ここでは私が「習慣って大事だな」と最近ふと思ったエピソードをご紹介します。大学生になると机に向かって勉強することはあまりありません。パソコンに向かっていることがほとんどです。ですがこの春休み、英語の勉強をしようと思い立ち高校の時に使っていた参考書を開き机に向かいました。すると、開始10分で集中力切れ。1年前は10時間も平気で勉強していたのが信じられません。「あの時は勉強が毎日の習慣で慣れていたからできたのか…」と。みなさんは高校受験で勉強が習慣化されているはずです。その習慣をぜひ大切にしてください!
「Inspiring Messages from Instructors」(仮)の第一弾、いかがでしたか?
インストラクターの岡村さんは、私(OSD代表)が実際に教えていた生徒さんです。学校の勉強・定期試験を大切にしていて、受験に向けて高校1年生の頃から自分の勉強時間をしっかり確保していた生徒さんでしたから、彼女の共通テストでの失敗は正直今でも信じられません。もっと近くで寄り添い続けてあげられたらと今でも悔やんでおります。大学での勉強や社会貢献活動等に打ち込んで大学生活を満喫している岡村さんと話せば、受験生のみなさんもきっと元気がもらえるはず! 来月のメッセージもお楽しみに。OSD生は彼女が勤務の日にぜひ勉強などの相談に来てくださいね!
▶もっと知りたい!学びたい! そんな方は、OSDハルノ・トショマツリー2023にぜひご参加ください。岡村さんが講演するセミナーもございます。「賢者は歴史に学ぶ」というビスマルクの言葉を意識して、志望校合格までのグランドデザインをしっかり立てましょう。