みなさん、こんにちは!インストラクターの岡村多恵です。
夏休みに突入したとたんに夏季特別授業や補習が始まって「1学期までと変わらないな」と思っていませんか? 今回は「本格的な夏休み」が始まる8月上旬・中旬にぜひ取り組んでほしいおすすめの参考書について紹介します。教科は「国語」です。普段の勉強では数学や英語の影に隠れがちな国語ですが、成績を伸ばすには時間がかかる科目です。医学部・難関大を目指す人で国語に苦手意識がある人、得点・偏差値が伸び悩んでいる人は、ぜひこの夏休みに取り組みましょう!
「出口の現代文レベル別問題集」
レベル別になっていて高校入学から受験対策まで幅広く学習できます。私は現代文がとっても苦手だったのでレベル1から取り組んでいました。現代文が得意な友人に「どうやって解いてるの?」と聞いたとき、「感覚。」と言われて絶望した私ですが、この参考書に出会って現代文は優れた感覚を持っていなくても解けるようになることがわかりました(笑)
1冊の問題数がそこまで多くなく、毎日1題ずつ解いていくと2週間程度で完成できる参考書になっています。解説がとても丁寧で、なぜこの解答に辿り着くのかを順序立ててきちんと説明してくれているので、今までなんとなく解いていた人には目から鱗の参考書だと思います。またレベル別なので「早く次に進みたい!」というモチベーションを持って取り組むことができると思います。まとまった時間が取れるときに基礎から土台を積み上げることが大切です。この夏休みに毎日1題ずつ解いていくことでどんどんレベルを上げていきましょう!
*出口先生のレベル別シリーズは2022年秋以降に水王舎から改訂版が順次出版されています。東進ブックス時代には存在しなかったレベル0が新たに「スタートアップ編」として刊行されています。中学生で大学受験を見据えた現代文の勉強を始めたい人はこのレベル0から、高1生以上は岡村インストラクター同様、レベル1「超基礎編」からのスタートでいいでしょう。
国語の回であるからには、古文と漢文のおすすめの参考書も紹介しますよ! ただ、古文・漢文は学校で渡される文法書を使って勉強することが基本です。学校での勉強にしっかり取り組んだ上で参考書を使ってみてください。
「ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル-三訂版-」
河合塾出版の参考書です。文法項目を丁寧に解説してくれているので使いやすいです。各文法項目にそれぞれ基本ドリルと練習ドリルがついているのでたくさんの問題に触れることができます。ちなみに、学校の授業の補足プリントとしてこの参考書のコピーが配られている学校もあるとか。学校の先生も認める参考書かも…?!
「漢文 一問一答【完全版】」
東進ブックスの一冊です。こちらは手のひらサイズで電車の中など隙間時間の勉強にピッタリです。私は共通テスト前に確認用として使っていました。テストの休み時間などにもちょこっと勉強できるのでとっても便利です。
以上、今回は夏休み向けて国語の参考書を紹介しました。学校の宿題もあると思いますが、夏休みは自分の時間が普段より多く取れます。この期間にしっかり勉強しましょう!8~9月は教室にも顔を出すのでみなさんとお話できるのを楽しみにしています。
~OSD代表コメント~
岡村インストラクターが紹介した参考書の他にも、国語力を底上げしてくれる参考書・問題集はたくさんあります。語彙力増強のための2冊と、入試科目としての「現代文」をやさしく丁寧に語る1冊をご紹介します。
★「ハンドブック現代文のキーワード」GAKKEN
東大合格者数全国No.1の開成中高の国語科の先生方が編集されたキーワード集。中学生から読み始めることも十分できます。共通テストだけで国語が必要な医学部・理系の方で現代文の基本を固めたいと思っている人におすすめします。英語や古文などと同じように、まずは単語から入ってみてはいかがでしょうか。
★「現代文キーワード読解」Z会
「国語は共通テストだけ」という受験生にはやや重荷かもしれませんが、国公立二次試験で国語が必要なら、ぜひ手元に置いて「入試現代文常識」を身につけてほしいと思います。
★「改訂版 田村のやさしく語る現代文」代々木ライブラリー
お父様お母様世代、さらにはおじいさまおばあさま世代もひょっとしたら、田村先生のやさしい語り口調のこの一冊で現代文の苦手意識を払拭された方がいるのではないでしょうか。分量が少なく何周もできる。基礎のキソを徹底的に叩き込むのに最適な一冊でしょう。現代文嫌いを克服するための第一歩として、出口先生の本と比べて、自分に合っている方を選んでみてはいかがでしょうか。
【OSD特講のご案内】
OSDプロ講師が東京からおよそ月1回のペースで来岡! 8月は共通テスト9割奪取編、9月以降は旧帝大・難関大に向けた記述編がスタートします。学校の補習や模試、ふだんお通いの塾の時間割と重複しないように、OSDではお盆休み(8/9-15に夏の特講を集中実施)や祝日の午前中に特講を実施しています。記述答案を作成するための本文の読み方、答案整理の視点などを、問題演習を通じて学んでいきます。お問合せ・受講希望の方はコチラよりご連絡ください