2024/10/13 自由英作文集中講義と添削

Honesty does NOT always pay…

正直者が馬鹿を見る世の中であってほしくないと常々思っています。しかし、教育業界や学校現場でさえ、正直が割に合わないことが起こります。

  • 問題別アプローチやテーマ別の作文表現を学んでも、量をこなさなければ自由英作文は書けるようにならない
  • 基本例文や自由英作文の作例をコツコツ暗誦しても、自由英作文や新傾向問題への対応力は全く身につかない
  • 文法テーマ別に和文英訳をまじめにこなし続けても、訳出に工夫を要する入試問題への対応力は鍛えられない

まじめな生徒さんほど、学校や塾・予備校の先生の仰ることを忠実に守ります。しかし、夏休み明けのこの時期になっても、自由英作文対策を本格的に始めていない(もしくは全くやっていない)カリキュラム・テキストだとしたら…

一日完結で合格へ一歩近づく

OSD岡山進学でざいんでは、来たる10月13日(日)に「自由英作文集中講義と添削」を開催いたします。難関大を志望しているにも関わらず自由英作文対策に不安を抱えている方に役立ちたい、忙しい時期だからこそ1日完結で添削指導付きでエッセンスを伝えたいとの思いから、実施を決定いたしました。岡山エリアにお通いの難関校にお通いの高3生、予備校にお通いの既卒生の皆さんを対象に考えていますが、旧帝大を目指す高2生の皆さんの参加も歓迎します。

大学受験は自由英作文で決まる

みなさんは志望校の入試問題等を確認して英作文の配点比率を調べたことはありますか? 以下に示すのは各大学の英作文問題のOSD予想配点比率です。

  • 東京大学 16.6%【うち自由英作文 8.3%】
  • 京都大学 33.3%【うち自由英作文 16.6%】
  • 大阪大学 40.0%【うち自由英作文 15.0%】
  • 九州大学 40.0%【うち自由英作文 40.0%】
  • 広島大学 50.0%【うち自由英作文 25.0%】
  • 岡山大学 50.0%【うち自由英作文 25.0%】

リスニング試験が課される東京大学は英作文の配点比率が低めですが、旧帝大をはじめ地元岡山大学でも非常に高い英作文の配点比率です。レベルが高い大学ほど、みなが得点するであろう英語の読解問題、数学や理科の標準的な問題では差が付きません。岡山大学医学部医学科(英語400点/2次個別試験1100点満点)なら、200点【うち自由英作文は100点】の英作文のでき次第で、合否が決まると言っても過言ではないでしょう。

自由英作文は出題形式がさまざま

一口に自由英作文と言っても、様々な出題がなされています。特にこの5年ほどで出題が増えているグラフ描写問題の対策はすでにしていますか? 和文英訳でも大切な数字表現を身につける上でも有効なタイプで、OSDでは受験生対象クラスで年間10本以上のグラフ問題に取り組みます♪

  1. [→] Yes/Noの立場を取って意見論述するタイプ
  2. [→] 与えられた英文資料の論点を把握した上で自分の意見を論述するタイプ
  3. [▼] メリットデメリット双方を挙げるタイプ
  4. [△] 個人的な考えを述べるタイプ
  5. [→] 写真やイラストを描写するタイプ
  6. [△] グラフを描写するタイプ
     (グラフを描写し考察するタイプ)
  7. [▼] メール形式で要件を伝えるタイプ

出題が増えている[△]2タイプは練習が特に必要なタイプです。個人的な考えを述べるには、読み手を納得させるだけの表現力が求必要です。「尊敬する先生」「思い出の品」などのお題は、その(人)物の描写をするために形容詞や副詞表現を充実させる必要があります。グラフ描写は対策が手薄な受験生が多いので、志望する大学で突然出題されたときの破壊力が大きいですね。伝統的に出題されてきた広島大のほか、ここ数年で、九州大、名古屋大、滋賀県立大、香川大、琉球大、長崎大、佐賀大など、グラフ描写が出題される大学が増えています。

一方、出題が減っている[▼]タイプだからといって、対策をしないというのは不安ですね。インデントはせず左端から書き始める、要件ごとに改行を積極的に行う(また空行をつくる)等のメールの作法を守ることも大切です。また、絶滅危惧種(?)と思われていた手紙文も一度は練習しておきたいですね。2020年京都大学では、大学の担当者に海外大学留学のために必要な奨学金について問い合わせる「丁寧な文章」を英語で作成することが求められました。

出題件数はまだ少ないのですがOSDが注目しているのは読解作文融合タイプです(上記リストの②番です)。慶應義塾大学経済学部や国際教養大学、そしてここ数年では(まだ文章は短いですが)広島大学でも出題が始まっています。京都大学でも読解問題のなかに自由英作文を組み込んでいる年度がありますね。本文中に登場する人物の意見を踏まえて(慶應経済では発言の一部を引用して)自説を展開するというのは、大学生以降の実際の現場で求められるものですから、新しい学習指導要領が求めるスキルを測ることができる出題形式ではないでしょうか。日頃から読解問題で扱った社会問題などについて、本文中に登場するキーワードや考え方をベースに英語で自分の考えをまとめて、頼れる先生方に添削をお願いするといいかもしれませんね♡

このように、自由英作文は一筋縄ではいかないことをご理解いただけたでしょうか。読解問題の対策に割かれると同じだけの時間を英作文対策に割くべきだと、OSD岡山進学でざいんは考えて日々の指導にあたっています。

講座詳細

悩んで書いて泣いて(?)、考えて書いて笑って(!)、ミニテスト&添削指導付きの1日完結セミナーへ、みなさまを受験生応援料金でご招待いたします。

  1. 日時 2024年10月13日 9:15~18:00(模試45分+講義90分×4講+α)
    • スケジュール予定は以下の通りです。
      09:15-10:45 講義1(STRATEGY TIME 1)
      10:45-11:30 ミニテスト(PRACTICE TEST)
      11:30-12:45 昼食&添削フィードバック
      12:45-14:15 講義2(LECTURE & TEST 1)
      14:30-16:00 講義3(LECTURE & TEST 2)
      16:00-16:30 喫茶&添削フィードバック
      16:30-18:00 講義4(STRATEGY TIME 2)
    • セミナー当日は、岡山エリアの主要進学校・予備校では(一部高校の補習かを除き)模試実施がありません。
  2. 対象 岡大~東大京大を志す受験生・進学校に通う意欲的な高2生
    • 〔受験生 受講のめやす〕標準的な記述模試英語偏差値60以上の方
      〔高2生 受講のめやす〕旧帝大を目指す方で校内順位100位以内の方
       上記めやすに達していない方でもやる気がある方は歓迎します。ご相談ください。
  3. 料金  通常17,280円相当のところ  受験生応援料金 8,640円(税込)
    • 先着10名で締切とさせていただきます。
  4. 申込 info@oksd.jp までメールでお申込みください
    • 件名は「セミナー申込」とし、本文に以下1~4の情報を入力してください。
      1. 氏名(ふりがな) 2. お通いの高校名と学年(既卒生は予備校等の名称) 3. 志望大学 4. 英作文対策の現状
    • 受講に関するご相談等はコチラよりお願いいたします。
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